石州水上瓦の特徴と歴史
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石州水上瓦の特徴と歴史

特徴

瓦の生命は、何といっても原材料となる土で決まります。
ここ石州水上地方の土は白く、美しく、また耐火度(耐火物が軟化変形を起こす加熱の度合いを示す尺度)が高いため、高温で焼くことができ、鉄分をほとんど含まないことから変質しにくく、石州瓦の中でも、特に優れた粘土として知られています。

歴史

明治44年の水上村誌の記載によれば、三瀧神社の神明帳(天平年間)に次のような由緒が記されてあるようです。
『往時より陶土に適する白土が多く出て、これで白杯を作り、神への供え物を盛るのに使った。』
また、瓦についても、「明治維新以前から造っていたが、交通運搬の便が悪く細々としたもので、一時は廃絶した時期もあった。しかし、明治23年、道路がつくられ、瓦製造が再興した。その後、道路の改修が次々と行われ、瓦製造も盛んになり、明治40年頃には合計5工場ができた。』とあり、『年間30万枚生産した』と記載されています。

株式会社シバオの現住所は、『島根県大田市水上町白坏(しろつき)658-1』。 この白坏(しろつき)と言う地名も、白土の杯から由来しているようです。

このように、大田市水上町は以前より良質の粘土が多くある地域で、わが社の工場敷地内からも、 良質の白土が未だにあり、それを大切に使用しながら、瓦製品の製造を続けています。

石州水上地方に現存する瓦製造をしていた登り窯

石州水上地方に現存する瓦製造をしていた登り窯です。当時使われていた瓦の製造機、道具などがそのままの姿で残っており、かつての隆盛を今に伝える全国的にも貴重な窯跡です。

~そもそも、石州とは~

日本海に沿った山陰の海岸は、東西に長く、中国山地の山裾が日本海に近く迫っています。
海岸沿いに一本の帯を敷いたように幅の狭い砂浜がどこまでも続き、ところどころに切り絶った岩場が変化をつけています。
鳥取・島根両県の東西の海岸線はおおよそ360kmにも達します。東海道に置き換えると東京から名古屋までの距離に相当します。

この山陰道はむかし、4つの国からなっていました。因幡の国、伯耆の国、出雲の国、石見の国である。因幡と伯耆が鳥取県で、出雲と石見が島根県。石州とはその石見の国のことで、4つの中で最も西に位置しています。

石見路は、島根県大田市から西の地域で、他の地域と同様に緑の山々が連なり、各地で大小さまざまな温泉が湧き出し、山地には美しい渓谷があり、豊かな自然に恵まれたところです。

石州水上地方最高級白土(工場敷地内)

石州水上地方最高級白土(工場敷地内)

石州マップ

石州マップ

瓦の素地の部分が白いのが石州水上地方の土の特徴です。(鉄分が少ない)

 

~我々が暮らす町 島根県大田市~

大田市の海岸風景

株式会社シバオのある島根県大田市は、石見地方の一番東、島根県全体で見ると県のほぼ中央に位置しています。

大田市の北部は日本海に面していますが、中国山地が海岸に迫っているため山林原野が多く、自然豊かなところです。

海岸線は46㎞に及び、岩場と砂場(鳴り砂で有名な琴ヶ浜など)が交互に存在することから、漁業はもちろん、風光明媚な自然景観、海水浴、釣り、各種マリンスポーツ等観光に供されています。

中央部には2007年に世界遺産登録が決定した石見銀山遺跡、南東部には四季を通じて楽しめる大山隠岐国立公園に属する三瓶山、西部には情緒あふれる温泉津温泉があります。

四季折々の美味しい海の幸、山の幸もたくさんある大田市に、ぜひ一度お越しください。

大田市三瓶山

 

~世界遺産 石見銀山遺跡~

世界遺産 石見銀山の町並み

石見銀山のお膝元:大森町の町並み(石州瓦の古い町並み)

世界遺産 石見銀山の町並み 間歩(まぶ)と呼ばれる銀鉱石を掘った鉱脈

間歩(まぶ)と呼ばれる銀鉱石を掘った鉱脈

石見銀山遺跡は、株式会社シバオのある水上町のとなり町『大田市大森町』に位置しています。

石見銀山は、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)であり、当時世界の銀の3割を産出したと推定されています。

この石見銀山をめぐり、戦国時代には毛利元就が尼子氏との間で銀山争奪戦を繰り広げ手中に収め、その後、1584年(天正12年)に毛利氏が豊臣秀吉に服属することになると、銀山は豊臣秀吉と毛利氏の共同管理となり、秀吉の朝鮮出兵の軍資金にも充てられました。

また、関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、1600年(慶長5年)11月に石見銀山の接収のために大久保長安と彦坂元正を下向させ、幕府直轄領(天領)とし、翌1601年(慶長6年)8月に初代銀山奉行として大久保長安を任命したとあります。

石見銀山遺跡は、そんな戦国の歴史に深く影響を与えた銀の採掘跡や、当時の古い町並みを残した遺跡です。 その町並みにも石州瓦が使われており、町並み保存と風情ある景観の一役を担っています。
ぜひ、一度お越し下さい。

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