瓦の種類と比較



▲ウルトラ3Sスーパー
■陶器瓦
陶器瓦を釉薬瓦ともいい、粘土瓦の一種です。粘土を瓦の形にかたどったものの上に釉薬(うわ薬)をかけて、窯の中に入れて高温で焼き上げた瓦のことをさします。弊社製品もこの陶器瓦になります。

瓦表面の釉薬がガラス質になっているため、水が浸透せず、長い年月を経ても美しい状態を保て、メンテナンスの必要がありません。

形は様々で、J形(和形)、F形(平板)、S形等があり、家の形状に合わせて使い分けられます。また、釉薬を替えることにより、色やツヤの出し方を変えることも出来ます。(弊社では、50色以上の色瓦の製造に成功しています。)
ただ、粘土と釉薬の収縮率の違いから生まれる自然現象(貫入)が起きますが、品質には問題ありません。


■いぶし瓦
陶器瓦と同様粘土瓦の一種ですが、陶器瓦と焼成方法(焼き方)が違い、粘土を瓦の形にかたどったあと、何もかけずに窯の中に入れて焼き、そのあと“むし焼き”(燻化工程)にして瓦の表面に炭素膜を形成させ、瓦全体(裏も表も)が渋い銀色をした瓦ができあがります。

陶器瓦と同様形は様々で、J形、F形、S形等があり、特にJ形が多く本葺き瓦(J形の前身)も多く使われています。

日本建築のお城や社寺の屋根に多く使われ、深い味わいを醸し出しています。
ただ、表面の炭素膜が年月の経過と共に剥がれ落ち、変色していきます。また、水が浸透しやすく塩分を含んだ水(海水等)による塩害、寒さによる凍害等が起きることがあります。


■セメント瓦
厚型スレートまたは、コンクリート瓦とも言われ、その名の通りセメントと砂を主原料としたもので、表面処理(塗装)をして使われます。

以前は和形の生産が多かったのですが、いまは洋形(F形やS形等)が増えています。
塗料で着色するので、どんな色にもすることが出来、家の形や壁の色に合わせて変えることが出来ます。ただ、経年により変色、脱色がおき、数年ごとにメンテナンス(塗装)が必要となります。※こまめに塗装しないと、セメント瓦自体の劣化が早くなります。


■スレート
天然のスレートと人造のスレートがあり、一般には人造のスレートが普及しています。
人造のスレートは、セメントと繊維性のものを主原料としたもので、セメント瓦同様表面処理(塗装)をしてあるものを使います。

数年前まで繊維性のものとして、アスベスト(石綿)を原料としていたものが多かったのですが、近年は、環境・保険問題等によって無石綿化が進んできています。

陶器瓦やいぶし瓦と比べ、重量が軽いことから、プレハブ住宅に多く採用されていますが、平たいスレートの場合、屋根地(木材)部分の通気性が悪く、木材の腐食や劣化をまねくことがあります。またセメント瓦のようにメンテナンス(塗装)が必要となります。



 ▲岐阜県白川郷
■その他(アスファルトシングル・玄昌石など)
その他の屋根材として、天然の材料(木の皮、草、石等)、金属系(カラー鉄板、フッ素樹脂鋼板、銅板、アルミ合金板等)等があります。天然の材料は、周りの環境に合わせ趣を演出することが出来ます。岐阜県の白川郷が代表的な例です。

天然の材料のため、風化や腐食が早いのでメンテナンス(葺き替え)が必要だが、材料を入手しにくいといった事情があります。また、火災等にも配慮が必要です。

金属系は、軽量性・防水性・不燃性・加工性に優れているのが特徴です。しかし、表面処理(塗装)のメンテナンスが必要なのと、防錆・防蝕の注意、断熱性・遮音性の効果が少ない等の問題があります。



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