家や屋根に合わせた瓦選び…<和風>


家の外観を左右する大きな要素として屋根があります。屋根の形や使う瓦、瓦の色によって家全体の雰囲気が変わってきます。
屋根の形も沢山ありますが代表的な形として、切妻屋根、寄棟屋根、入母屋屋根があります。

切妻(きりづま)屋根
寄棟(よせむね)屋根
入母屋(いりもや)屋根/袖瓦
入母屋(いりもや)屋根/箕甲(みのこう)


■重厚感を醸し出す
純和風を感じさせる入母屋屋根と鬼瓦等の使う瓦によって家全体の重厚感をだします。また飾り瓦を使うことによって屋根の雰囲気を変えることが出来ます。
▲紋板鬼瓦(三つ組鬼)
屋根の重厚感を感じる一番の部分が棟部分です。
高い棟になると紋板鬼瓦(三つ組鬼)を使うことになり屋根の風格を演出してくれます。
▲箕甲瓦
屋根の妻(破風)部分に使われる瓦で、社寺等の屋根で多く見られ、屋根の落ち着きやバランス、屋根の線を美しく見せてくれます。
▲降棟
屋根面に沿って軒側に下り降りてくる棟のことで、屋根面を引き締め落ち着いた雰囲気にさせます。


■よくある石州瓦の屋根
一般的に多く見られる屋根で、石州瓦の標準的な瓦を使います。
地域によって使われる役物瓦に違いはありますが、土地の風土や気候等に合わせて使い分けられています。
▲万十軒瓦
▲鬢付鬼瓦
これも石州瓦の標準的なもので、鬼の中央に打ち出の小槌(コヅチ)やエビス大黒様の顔の付いたものがあります。
▲万十袖瓦
石州瓦の標準的な仕様で通常この瓦が使われます。万十軒瓦は前面に唐草模様が入っているため唐草とも言われます。
▲雁振瓦
▲紐丸瓦
棟の一番上に使われるもので、地域や棟の大きさ高さによって使い分けられます。


■シンプル仕様
屋根面に使う瓦は石州瓦の標準的なものですが、鬼瓦を使わずに棟の高さを低くしてシンプルな印象を与える屋根です。和洋どちらにも見える屋根です。
▲万十軒瓦
▲万十袖瓦
石州瓦の標準的な仕様で通常この瓦が使われます。万十軒瓦は前面に唐草模様が入っているため唐草とも言われます。
▲紐丸瓦(7寸)
鬼瓦やのし瓦を使わずに幅の広い紐丸瓦だけで棟を葺きます。


■数寄屋風屋根
茶室を感じさせるようなつくりの屋根で、全体的にスッキリとした印象を与えます。
これに使われる瓦は、通常よく使われる瓦よりも技術と時間をかけて屋根に葺くことになります。
▲海津鬼瓦
凹凸の少ない鬼瓦で、最近多く使われています。
鬼の形が変わるだけで屋根の雰囲気がかわります。
▲一文字軒瓦
▲一文字袖瓦
軒瓦・袖瓦の下端が真直ぐになっていて重なりのところに丸い万十の形がないもので、屋根をスッキリと見せることが出来ます。
▲素丸
棟の一番上に使うもので、凹凸がないので棟部分がスッキリとした線になります。 



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